新羅王を殺した万葉集8番歌の秘密

ついに解ける韓日古代史の空白と謎
日付: 2024年03月12日 12時08分

 本紙が連載を始めた郷歌・万葉集の解読で、韓日古代史の空白と謎が明らかになり始めた。
結論から言えば、万葉集は古代史の原史料の宝庫だった。本紙が今号で掲載する万葉集8番歌(3面)は、驚くべき歌だった。西暦661年に額田王が斉明天皇の命によって作ったとされた万葉集8番歌は、韓日古代史の空白だった衝撃的事実を記録した歌だった。額田王が作った万葉集8番歌は、新羅王の武烈王(金春秋)が落命するように祈願された呪文、歌だった。
韓国の三国史記などには百済を滅ぼした武烈王が高句麗遠征中に陣中で亡くなったとだけ記録されている。死亡時の情況や死因などは記録されていない。万葉集8番歌がこの武烈王の死亡について詠んでいたという史実が発見された。
これまで千年間、万葉集を正確に解読できなかったのは、万葉集の歌がどのように作られたのかが分からなかったからだ。近年、韓国でここ100年間、まともに解読できなかった郷歌を50年も研究してきた金永會氏が、現存している郷歌全体の解読に成功、万葉集も郷歌と同じ方法で作られている点を発見、万葉集中750以上の歌を解読したという。
要するに万葉集は古代韓半島語で書かれたが、古代の表記法を知らなかったため解読できなかった。万葉集は郷歌の製作法(表記法)を知ってこそ解読できるのだ。
郷歌は歌詞と報言(歌い方などの指示)、そして(神に願う)請言で構成される。特に「報言」は重層的に文字が用いられ、東西の古代史、そして特に古代韓半島語を知らなければ解読は不可能だ。本紙は万葉集のうち、韓日古代史の重要な原史料の連載から始める。


閉じる