著者は韓国の獣医師で、時間管理アドバイザーとして時間管理や副業に関する情報を発信している。数年前まではフルタイム勤務の獣医として、勤務先から帰宅すると倒れ込んで眠りにつき、朝になるとアラーム音で起こされ泣く泣く出勤するという平凡な会社員だった。
ある日、仕事帰りにカラオケと本屋に立ち寄り、わずかな時間でも、自分の好きなことを実行すれば一日の満足度が上がり、心が軽やかになることに気づいた。
「休日を待ち望んで、平日を苦しく過ごすより、仕事後にまた一日を新しく始めればいい」と語る。
「帰宅後ルーティン」は現在置かれた状況を大きく変えないまま自己実現を果たしたい人にうってつけの習慣だ。習慣化に成功することで、（１）自己肯定感が高まる（２）会社員でも夢がかなう（３）自分軸で生きられる（４）スキルを高められるといったメリットが得られる。
帰宅後時間を活用した結果、著者は獣医の仕事を続けながら、自己啓発系ユーチューバーとなり、オンライン講座やオフライン講座の講師、俳優、プランナー（スケジュール表）制作者として、やりたいことをすべて実現している。
文響社
定価＝１８４８円（税込）