４日（日本時間）、ベルギーのブリュッセルで「エリザベート王妃国際音楽コンクール～声楽部門」決勝が行われ、韓国のキム・テハンさん（バリトン）が優勝した。アジア圏の男性が同部門で優勝するのは史上初の快挙だ。
キム・テハンさんは２０００年８月生まれ、ソウル大学（音楽大学）在学中。２１年に韓国のコンクールで頭角を現し、２２年からはスペインやドイツ、イタリアで開催された国際コンクールで特別賞を受賞するなど、活躍の場を世界に広げた。
決勝に先立ち「１次審査」（２４人が通過）と「セミファイナル」（１２人が通過）が５月２１～２５日に行われた。「ファイナル」に進んだ１２人のうち、最年少だったのが優勝したキム・テハンさんだ。
また、韓国勢では５位にチョン・イノさんが入賞しており、「１次審査」時点でも８人の通過者がいた。
世界的な権威を誇るコンクールで頂点に立ったキム・テハンさんの今後の活躍に期待が掛かる。