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2023年01月11日 13:17
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大韓民国の建国史298
金正日の対南赤化工作においての「在日党」の役割

 李善実は「南韓労働党中部地域党」という巨大な地下組織を作った。李善実は、金洛中を通じて総選挙に出る民衆党候補に資金を提供した。金洛中は1955年、自ら北へ渡って1年間スパイ教育を受けて韓国に戻り、進歩的知識人などとして偽装、韓国社会に潜伏していたスパイだ。韓国当局は、金洛中が平壌から受け取った工作金は210万ドルと発表した。
金洛中は、金日成・金正日から貰った工作金で指令を遂行し、その功績が認められ、「金日成功労勲章」(91年10月)と「民族統一賞」(91年11月)を受賞した。もちろん、平壌側(朝鮮労働党)から勲章など栄誉と巨額の物質的支援を受けた者らは国内外を通じて非常に多い。元々、全体主義体制の特徴の一つが勲章を乱発することだが、金日成王朝の勲章乱発は特にひどい。
ところが70年代以降、北韓経済が傾き、貿易赤字で日本との貿易代金など外債も返済できなかった平壌側が、「南朝鮮革命」や「チュチェ思想」とテロ輸出のため莫大な資金(外貨)を使えた秘密は何だったか。
後に明らかになるが、平壌側はすでに70年代から慢性的な食糧難で住民たちが飢えている中でも、極端な個人崇拝の独裁体制を維持するのに必要な統治資金(外貨)を確保する隠密な手段、システムを作った。金正日の悪の遺産とも言えるこの統治資金調達システムは、麻薬などの密輸、武器輸出、そして労働党日本支部(朝総連)を通じての不法資金造成、搾取だった。
朝鮮労働党日本支部の傘下機関・団体の序列1位が商工会(在日朝鮮人商工連合会)であるのは、金日成神政全体主義体制を維持するのに必要な資金調達のためだった。商工人たちは金で「共和国」(北韓)を支えた。労働党日本支部所属活動家(党員)たちは多くの勲章を貰うが、特に平壌に巨富を捧げる商工人たちは高い勲章と特別な待遇や管理の対象となった。
日本経済が史上最高の好況を謳歌した80年代の場合、朝鮮労働党日本支部(在日党)が事実上、金日成王朝の外貨統治資金を提供する金庫となった。当時「在日党」を通じて、日本当局に納めるべき税金の節税(脱税)対策を講じた商工人たちの、有機業を代表とする経済活動規模は、「在日党」より人口が100倍だった北韓全体のGDPの2・5倍に達したという調査があったほどだ。
金正日は、このような背景で、80年代には秘密の外貨統治資金調達の7割程度を「在日党」に依存していたと専門家らは推算している。韓国に亡命した黄長燁は、金正日が対南事業を指導してから、朝総連資金を金正日が管理したと証言した。つまり、朝鮮労働党「在日党」と癒着、彼らとの裏の取引(合意)を通じて天文学的な脱税を黙認、幇助した日本人や日本当局は、金日成神政独裁体制のための秘密統治資金の造成を助けたのだ。
この事実は、国内外の専門家だけでなく、「在日党」内で金正日のため「財政工作」に携わった人々が当時の犯罪の実情を告発した証言や冊子などでも確認できる。 「在日党」は内部告発に対して一度も否定、反論できなかった。
日本社会は、このような事情を無視、沈黙した。特にメディアの多数は「在日党」の違法、犯罪が明らかになってもこれを追跡・報道しなかった。逆に、進歩的知識人たちとメディアが先頭に立ち、韓国を独裁国家、「韓日間癒着」などを執拗に攻撃、平壌の野蛮的独裁体制と「在日党」を利用した「国家犯罪」を覆うことに助力した。         (つづく)

2023-01-12 3面
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