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2018年07月19日 06:35
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北韓・平壌近郊で核施設稼働か
米メディアが報道、「降仙」で濃縮ウラン生産

核廃棄プロセスは不透明に

 「北韓の秘密のウラン濃縮施設が平壌近郊の平安南道南浦市千里馬に存在する可能性が高い」13日、米国のインターネット新聞「The Diplomat」が衛星写真を基にその位置を公開した。
(ソウル=李民晧)

「降仙」でウランを濃縮か
 同紙は、北韓の核開発の動きに詳しい米国ジェームズ・マーティン不拡散研究センターのジェフリー・ルイス博士と、米国の情報機関による分析を基に前述の疑惑を報道した。
今回、衛星写真で公開された場所は、平南・千里馬で、6・25以前は「降仙」と呼ばれていた地域だ。北韓がこの地で核濃縮をしてきたという。平壌から南浦を結ぶ高速道路上の距離では、わずか1キロメートルしか離れていない。
Diplomatは「北韓は平壌近郊で10~15年ほどウラン濃縮作業を行ってきた。寧辺の核施設よりさらに年季が入っている」と報じた。さらに「降仙は、北韓が初めて機体遠心分離機施設を稼働した地かもしれない」とも報じた。
これは今年5月25日、北韓の隠された核施設としてワシントンポスト紙が報じた場所と同一だ。ワシントンポスト紙は当時、米シンクタンクの国際科学安全保障研究所(ISIS)のデイビッド・オルブライト所長の言葉を引用し「脱北者と米中央情報局(CIA)情報などから、平壌近郊に秘密核施設がある」と報じていた。核専門家のオルブライト所長は「約6000台の遠心分離機を保有できるレベルの非常に大規模な施設であると推定される」と述べたものの、具体的な場所を示すことはなかった。
北韓の高濃縮ウラン核施設はこれまで、平壌から北へ95キロメートル離れた寧辺にしか存在しないとされてきた。ニューヨークタイムズはこれに先立ち、1日付(現地時間)のレポートで「北韓が降仙団地を各施設としてカウントするか否かが、非核化に対する北韓の姿勢を確認する重要なファクターになる」と指摘した。米NBC放送も、米国国防情報局(DIA)の報告書を引用し「北韓はこの数カ月、多くの場所で、核兵器の原料である濃縮ウランの生産を秘密裏に増やしている」と報じていた。
Diplomatが報じた核施設(出展=PlanetLabs,Inc.)
一方、千里馬の建物がウラン濃縮施設だという事実は、衛星情報及び金正日と金正恩の行動を分析して確認したとされている。この建物の屋根は、幅50メートル、縦110メートルの平らな形状だ。それにも関わらず、冬に降雪があってもこの建物だけは積雪がなかったことも観測された。これにより、建物自体が熱を発していると推察される。施設が稼働した時期は、北韓が核拡散防止条約(NPT)から脱退を宣言した2003年初め頃である可能性が高いとみられている。メインの建物周辺には、重要軍事施設には必ず設置されている壁画と記念碑があり、科学者と技術者が常駐するための住居用建物も併設されている。
核開発秘密施設の存在が暴露された5月25日は、文在寅大統領が板門店の北韓地域で金正恩に会う前日だった。また、トランプが米朝首脳会談を中止すると電撃発表したのが5月22日だ。トランプの首脳会談中止発言は、北韓の二枚舌への怒りを表したとの分析を生んだ。その一方、5月26日に金正恩に会った文大統領は翌日、青瓦台での記者会見で「北韓の非核化意志は固い」と述べていた。
米朝間における北韓非核化交渉の焦点として浮上した秘密施設の存在。北韓が保有する核爆弾の数は20~100程度であると推測されているが、正確に把握する方法はないとの指摘もある。核廃棄プロセスの前途はますます不透明になってきたといえる。

 

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