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2016年05月25日 10:08
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瞻星臺=編集余話

 サディク・カーンとは、どこの市長か。5日に行われた選挙のニュースに接していなければ、インドかパキスタンのどこかと答えていただろう。事実、イスラム教徒として初のロンドン市長になったカーン氏は、パキスタン系だという▼ヨーロッパを代表する大都市でのムスリム市長誕生は、大きく注目された。英国の目と鼻の先、ドーバー海峡の対岸にあるフランスやベルギーで、ムスリムを名乗る犯人が大規模テロを起こしたばかりである▼もちろん、「ムスリム=テロリスト」という図式にはならないが、一時は中東からの難民受け入れに積極的だった欧州諸国が、一転して制限を設けているのは事実だ。狭い地域に異なるバックグラウンドを持った人々が混在するヨーロッパであっても、寛容さを示せる限度はあるということなのだろうか▼カーン氏と争ったザック・ゴールドスミス氏は、徹底的なネガティブキャンペーンを打った。しかし「カーン氏はイスラム教徒の過激派とつながっている」などと示唆する手法は、不興を買った。大西洋を挟んだ隣国の大統領候補のようであると▼移民2世のカーン氏は、低所得者や若者向けの政策を論じ、名家出身のゴールドスミス氏の挑発に乗ることはなかった。その結果が、カーン氏の大勝である▼「ロンドンは恐怖より希望を、分裂より結束を選んだ」。カーン氏は当選後の演説でこう訴えた。ことさらに恐怖をあおり、分裂を助長しかねない声が響く今の世に、カーン氏の言葉は一石を投じている。

2016-05-25 1面
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