ログイン 新規登録
最終更新日: 2024-05-15 06:23:21
Untitled Document
ホーム > 連載 > 在日の従北との闘争史
2014年01月29日 00:00
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
在日の従北との闘争史~解放後から民団結成まで~②
「朝連」結成までに襲撃事件が続発

 解放2カ月後の1945年10月15日に「朝連」は創立されているが、共産系列の工作で「朝連」の左傾化が決定的になるや、これに反発した反共人士を中心にした「建青」が一カ月後の11月16日に結成される。
 後に「建青」に集まるようになる青年たちは、当初ハーバード大学出身で英語が堪能な趙得聖氏を「朝連」準備委員長に推していた。
 この動きを『朝日新聞』は1945年9月4日付で「今度東京都神田区美土代町(現在の千代田区北部)東京基督教青年会館内に在日本朝鮮人連盟を設け、趙得聖氏を代表として残留希望者の就職斡旋、帰国者の手続きなど相談に応ずることになった」と報道した。
 反共有志たちは当初、趙得聖氏を「朝連」準備委員長、後に民団中央団長を務めた権逸氏を副委員長にして、10月の「朝連」結成大会に備えた。
 だが、「朝連」の左傾化の動きを察知していた青年たちは、すでに秘密裏に別途の組織「建青」の準備に取りかかっていた。
 こういう状況で「朝連自治隊」が「建青」を襲撃する事件が早くも続発し、暴力事態になった。
 「建青」に参加していた李奉男軍人会会長によると、当時「朝連」結成大会までに「朝連自治隊」が、「建青」を襲撃した代表的な暴力事態としては、「九段下襲撃事件」と「神田神保町襲撃事件」があったという。
「九段下襲撃事件」

 この事件は9月初旬頃、「朝連自治隊」が「朝連」準備委員長に趙得聖氏を推していた「建青」の神田神保町の事務所を襲撃した事件だ。
 その事務所は、後に「建青」初代委員長になる洪賢基氏の会社事務所と印刷工場の中にあった。
 洪氏は、自分の会社の紙などを売って「建青」の活動費に充てていた。その事務所が襲われ破壊された。
 「朝連自治隊」が神奈川・川崎からトッラク5台の200人ほどを動員して事務所を襲撃した。
 李奉男氏はその時、事務所近くで食事をしていたが、「バーン」とつるはしや棒などでガラスの割られる音が聞こえた。
 事務所にいた人たちは、「朝連自治隊」により殴られており、同志らが駆けつけ、後ろから棒で殴るなどして、大乱闘が1時間も続いた。誰かが憲兵を呼ぶと、「朝連自治隊」は逃げたという。
 当時「建青」に集まった反共青年たちは、日本共産党員だった金天海が「朝連」から反共的人士を完全排除し、主導権を掌握したため、反共人士が中心になって「建青」を発足させた。
 「建青」は「解放された祖国に早く国を作る」ことが目標だった。だが、日本に残留する在日同胞の生命と財産を守る必要もあったので、それも重要な課題になった。
 この年の年末、モスクワ三相会議や「信託統治案」が浮上してきた当初は「建青」も「朝連」も信託統治に反対だったが、「朝連」はモスクワの指令によって信託統治賛成に変わった。当時南労党も「反託」から一夜で「賛託」に変わった。
 朝総連の平壌に盲目的な追従する体質は、その前身の「朝連」時代から始まったことがわかる。
「神田神保町襲撃事件」
 「九段下襲撃事件」で破壊された「建青」の事務所が修理された頃、兵庫や千葉、神奈川など全国からも同志たちがやってきた。
 人が増えたため、高円寺に事務所を用意していた10月中旬に、また神田神保町の事務所が襲撃された。これが「神田神保町襲撃事件」だ。
 今度襲撃してきたのは荒川を中心にした都内の「朝連自治隊」だった。「建青」メンバーの二人が胸を刺されたが、犯人を結局は逃がしてしまった。
 いずれにせよ、「朝連」結成大会前から、「建青」と「朝連」の闘いは始まっていた。

2014-01-29 4面
뉴스스크랩하기
在日の従北との闘争史セクション一覧へ
「パンデミック条約」反対を宣言
金永會の万葉集イヤギ 第8回
金永會の万葉集イヤギ 第9回
金永會の万葉集イヤギ 第10回
都内で情報技術展開催
ブログ記事
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
精神論〔1758年〕 第三部 第27章 上に確立された諸原理と諸事実との関係について
フッサール「デカルト的省察」(1931)
リベラルかネオリベか
自由統一
金正恩氏の権威強化進む
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状
北朝鮮人権映画ファーラム 福島市で開催


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません